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16年3月期業績予想修正相次ぐ!
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3月期決算・各社5月13日発表!
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主要上場ゼネコン各社が、16年3月期業績予想を相次ぎ修正している。3月から4月にかけて修正を発表したのは、売上高上位25社のうち計11社。すべての社が営業利益予想を上方修正した。国内建設工事の採算が改善したのに加え、手持ち工事が順調に進み、完成工事総利益(粗利益)が増えたのが要因だ。主要ゼネコンの16年3月期決算は13日に出そろう。
鹿島は、3月22日、2016年3月期の業績予想を上方修正した。売上高は前期と比べほぼ横ばいだが、営業利益は8倍以上の1070億円という驚異的な内容。従来予想の570億円に比べ、2倍近い上方修正となる。純利益も前期比4.6倍の700億円に達し、
バブル期以来、24年ぶりに過去最高を更新。配当も前期比3円増の年間8円へ引き上げた。1000億円超の営業利益は現時点で業界トップ。
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4月に修正を発表したのは、▽大林組▽清水建設▽大成建設▽西松建設▽東急建設▽錢高組-の6社。連結ベースの売上高は、大林組、大成建設、西松建設の3社が微減となるものの、6社すべてが営業利益、経常利益、純利益をいずれも上方修正した。
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このうち、本業のもうけを示す営業利益の予想を100億円以上増額したのは、大林組(増額幅260億円)、清水建設(130億円)大成建設(334億円)の大手3社で、大成建設と大林組の2社は、連結営業利益が1000億円を突破する見込みとなった。
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国内建設需要の増加で、各社が好採算物件を受注しやすくなり、粗利益が増えていることが営業利益の増額要因。売り上げ計上した工事の採算を示す完成工事総利益(粗利益)率は、大林組が10・8%(前回発表時9・3%)、清水建設が9・9%(8・6%)、大成建設が12・0%(9・3%)と1ポイント以上改善している。
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大成建設は4月22日に前2016年3月期の業績予想の上方修正を発表した。売上高は1兆5450億円(2015年3月期比1.8%減)と微減ながら、営業利益1174億円(同66.7%増)、経常利益1177億円(同58.1%増)、純利益は770億
(同101.7%増)と、各段階で大幅な増益となる見込み。
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このほかにも、「建設事業、不動産事業ともに子会社の営業利益が増加した」(大林組)、「国内子会社の業績が総じて好調だった」(大成建設)などの声が出ている。.利益の改善に伴い、期末配当を増やす社も多い。大林組は期末配当予想を5円から13円に修正。清水建設は普通配当5円に特別配当6円を加えた。同社はさらに、建築や土木
、都市計画を専攻する学生に奨学金を給付する「清水育英会」を設立。社会貢献活動の幅を広げている。配当は各社が6月下旬に開く株主総会で正式決定する。
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3月にも5社(鹿島、熊谷組、東亜建設工業、淺沼組、ピーエス三菱)が業績予想の修正を発表済み。鹿島は連結ベースで売上高を200億円、営業利益を500億円をそれぞれ前回予想から増額。この結果、大成建設と大林組と同様、連結営業利益が1000億円を突破する見通しとなった。
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