無料カウンター    2016.04.25.
   リニア:大深度シールド発進立坑・小野路非常口!
   
.
2者応札で安藤ハザマJVは無効!
.
.
 鉄道建設・運輸施設整備支援機構は3月29日、WTO(世界貿易機関)対象となる「中央新幹線、小野路非常口他」の一般競争入札を開札した結果、93億5000万円(税別)で鹿島・オリエンタル白石・鉄建JVに決めた。
.
 調査基準価格を下回ったため、低入札価格調査を実施した。同機構によるリニア中央新幹線の初弾工事で、大深度シールドトンネル工事の発進立坑として東京都町田市に計画している「小野路非常口」を構築する。施工体制確認型総合評価方式、契約後VE方式を試行、総価契約単価合意方式を採用した。
.
 同28日までの入札には、▽鹿島JVのほか、▽安藤ハザマ・不動テトラ・福田組JVが入札したが無効となった。
.
総合評価では、
▽品質確保の実効性と施工体制確保の確実性
▽工事全般の具体的な施工計画に関する技術提案
▽工事目的物の性能、機能の向上に関する技術提案
▽社会的要請への対応に関する技術提案--を評価。
.
鹿島JVは標準点+加算点で100.00点を得た。
.
 概要は、リニア中央新幹線品川~名古屋間のうち、品川起点から28k870m付近に設置する小野路非常口部で、駅間のトンネル掘削に先立ちヤード整備工事を行う。その後、ニューマチックケーソン工法による立坑を新設する。使用する主な資機材は、生コンクリート約4万m3、鉄筋約1万3000t。工事工期は44カ月。
.
 同工事では、現場経験の少ない技術者の技術力を向上させるため、主任技術者または監理技術者を専任で補助する技術者を配置できるよう試行する。
.
リニア中央新幹線(品川~名古屋間)の2027年開通を目指すJR東海は、
▽東京都町田市~相模原市間のトンネル区間(駅部を除く)約12㎞
▽山梨県の甲府盆地の地上区間(同)約17㎞
▽長野~岐阜間の中央アルプスなどのトンネル区間約29㎞
--の3区間総延長約58㎞の工事を鉄道・運輸機構に委託。
.
 このうち、町田市内約9.9㎞は、大部分が大深度地下トンネルで計画。多摩都市計画道路3・1・6号(南多摩尾根幹線)から西側は、神奈川県駅を考慮して浅深度の地下トンネルになる。トンネルは、内空が直径約13m、内空有効断面積約74㎡。非常口の掘削後、名古屋方面の神奈川県駅(相模原市)に向けたトンネル掘削を先行して18年度から着工し、19年度からは東京方面の片平・能ヶ谷非常口に向けたトンネルを掘り進める見通し。
.