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天下り先は12社に!
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最多9人・大成建設!
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大林組へは8人!
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東京都が2020年東京オリンピックにむけて発注した3競技施設の建設工事を受注したゼネコン14社中、12社に都幹部OBが天下りしていた。
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東京都が1月に行った3競技施設(ボート・カヌー、水泳、バレーボール)の一般競争入札は、大手ゼネコンを中心にした3件のJVが受注しました。
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都は予定価格を事前公表しているが、3件中2件は落札率が99%台と異常な高率で「談合ではないか」との指摘が出ている。
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東京都総務局が公表した幹部職員の再就職者名簿(都庁人材バンク)と複数の都OB名簿(いずれも10~15年)に基づいて、企業への天下り状況を調査した結果、今回の五輪施設工事を受注した3件のJVに参加する建設会社14社のうち、12社が都OB45人を受け入れていたことが判明。このうち局長級は3割の14人いた。都を退職後、外郭団体などを渡り歩いたあとに、再々就職した人もいる。
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天下りOBの役職は、常務執行役員、顧問、参与、審議役、理事、部長、調査役など、公共事業の入札情報収集や、営業活動をしている人もいた。
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総務局人事部は「都を退職後2年間は退職前の5年間に従事した職務に関して働きかけをしない」ことを再就職の条件にしており、4月から施行する条例で、新たに罰則規定を導入する―と説明しているが、天下り後3年経過したOBは規制の対象外という渡り鳥便利制度になっている。
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<五輪施設工事受注企業と都OBの天下り数>
◇海の森水上競技場 ・大成建設JV 248.9億円(落札率 99.99%)
大成建設 9人
五洋建設 7人
佐藤工業 4人
岩田地崎建設 1人
東洋建設 5人
大末建設 1人
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◇有明アリーナ ・竹中工務店JV 360.2億円(落札率 99.82%)
竹中工務店 3人
福田組 2人
株木建設 3人
京王建設 1人
鉄建建設 ※ 1人
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◇アクアティクスセンター ・大林組JV 469.8億円(落札率 87.26%)
大林組 8人
鉄建建設 ※ 1人
※は2件のJVに参加。
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今回の3競技施設の発注額は合計1079億円。追加工事や五輪大会後の改修などを含めると1500億円に及ぶ大規模工事です。
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五輪工事の営業活動に関わったというOBは「利益率をどれだけ確保するかが大きな課題だ。都の関係者に会社側の要望を伝えたこともある」と語る。
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五輪競技会場をめぐっては、新国立競技場だけでなく、都が発注した施設も「整備費が高すぎる」「海風や波が影響して五輪会場に不向きだ」(海の森水上競技場)、「観客席2万席は過大だ。大会後に1万5000席を撤去する改修に74億円もかかる」(アクアティクスセンター)と批判があがっている。
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