無料カウンター    2016.03.15.
   京都市上下水道局:名称変更に4600万円!
   
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名前を変えたがる行政・疑問の声も! 
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 京都市上下水道局が2016年度から局名の変更を検討している。水道水の供給や汚水 処理だけでなく、近年は浸水や災害防止なども含め業務が多様になったことを受け「より 的確な局名を」と企画した。市民に意見を募り、決定する。
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 2016年度からの名称変更を検討している京都市上下水道局は24日、浄水場施設の 看板更新などに4600万円の経費がかかる見通しを明らかにした。組織や業務内容は変 わらないのに、局名だけを変える計画に、市議から「もっと有効な使い道はないのか」と 疑問の声が出た。
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 現在の名称は2004年4月に水道局、下水道局が統合して誕生。近年は災害防止や太 陽光発電などにも取り組んでいるとして、「幅広い役割にふさわしい名称が必要」と、8 月末まで市民に案を募っている。
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 市民から募集する新しい局名案は、文字数に制限はなく、ひらがなやアルファベットな どの文字の種類も規制しない。市民からの案を含めて同局幹部らで検討し、決定する。局 名の変更には条例改正が必要なため、来年2月市議会に条例改正案を提出し、可決すれば 16年4月から使用する予定。
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 同局によると、
▽浄水場や営業所など約250カ所の庁舎看板の切り替えに1500万円
▽全職員(約1200人)に支給されている業務服にシールで新局名を貼り付ける費用に 1600万円-などの経費がかかる、という。
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 この日の市議会交通水道消防委員会では、同局の主業務が水道水供給と下水処理で今後 も変わりがないことから、地域政党京都党の市議が「名称変更にどれほどの意味があるの か。市民のために喫緊の課題である水道管耐震化に使うべき」と批判した。
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 同局には、約千の案が寄せられているといい、年内に候補を決め、来年2月市会に条例 改正案を提案する予定。
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