無料カウンター    2016.02.07.
   北朝鮮・未熟ミサイルでも:発射は出来た!
   
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失敗、成功は二の次!
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中国・「衛星」「長距離ロケット」と!
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 北朝鮮は2月7日午前9時31分、「人工衛星打ち上げ」と称する事実上の長距離弾道ミサイルを発射した。
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 7日の北朝鮮が発射した長距離ミサイルは失敗で終わった可能性がある。
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 北朝鮮のミサイル発射を監視中の韓国軍は、9時31分に発射を観測、32分に第1段の推進体が爆発し、200個以上に分散落下したと発表した。
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 しかし、36分にはフェアリングが分離したことが把握され、推進体だけが分離された後、爆発・分散した可能性もある。
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 政府は、北朝鮮の事実上の長距離弾道ミサイルについて、「午前9時37分ごろ、ミサイルの一部とみられるものが、朝鮮半島の西、およそ150kmの黄海に落下したと推定される」と発表した。また、2つ目と3つ目の落下物について、「午前9時39分ごろ、朝鮮半島の南西、およそ250kmの東シナ海に落下したと推定される」と発表。4つ目の落下物について、「午前9時45分ころ、日本の南およそ2000kmの太平洋に落下したと推定される」と発表しました。政府は、詳しい情報が分かり次第、改めて発表を行う方針で、国民に対し、テレビやラジオなどからの情報に注意するよう呼びかけています。
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 関係者によりますと、北朝鮮が発射し、その後5つにわかれたとみられる事実上の弾道ミサイルのうち、予告海域を外れて落下した1つは、北朝鮮が予告していたフィリピンの東の海域よりさらに南の海域に落下したとみられることがわかり、防衛省などが、詳しい状況について分析を進めている。
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 安倍総理大臣は、午前9時43分ごろ、総理大臣官邸に入り、記者団に対し、「北朝鮮に対し繰り返し自制を求めてきたにもかかわらず、ミサイル発射を強行したことは断じて容認できない。核実験に引き続き、今回のミサイル発射は、明白な国連決議違反だ。国際社会と連携して毅然(きぜん)として対応していく」と述べました。そして、安倍総理大臣は、午前9時45分、新たに、ミサイルが通過したと判断される地域に重点を置き落下物などによる被害がないか速やかに確認すること、北朝鮮の今後の動向を含め引き続き情報収集・分析を徹底すること、アメリカや韓国など関係諸国と連携し引き続き緊張感を持って必要な対応を適時適切に行うことの3点を関係府省庁に指示しました。
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 国連の外交筋によりますと、北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて、国連の安全保障理事会では7日午前11時から、日本時間の8日午前1時から、緊急の会合が開かれることが決まった。会合は日本、アメリカ、韓国が安保理の現在の議長国のベネズエラに開催を要請していたもので、非公開で行われ、北朝鮮によるミサイル発射を非難する声明を出すことなどが検討される見通しです。
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 中国国営の新華社通信は論評を配信し「発射は、国連安保理の決議に違反する。1月上旬の核実験に続いて1か月余りで2回目の決議違反であり、朝鮮半島の情勢を一層悪化させるものだ」と発射を非難しています。
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 その一方で、論評は、「関係各国は、朝鮮半島の平和と安定を守るという大局に立ち、情勢が悪化して制御不能にならないよう冷静に対処すべきだ」として制裁を強化するのではなく、あくまで対話を通じた解決を目指すべきだという中国の立場を繰り返しています。
さらに「朝鮮半島では、戦争や混乱を起こしてはいけない。北朝鮮とアメリカは、核問題における重要な2か国として、賢明な政治決断をしなければならない」としてアメリカと北朝鮮が事態打開に向けた対応をとるべきだと主張しました。
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 非難はすれども制裁は望まずの中国。いつまで茶番を続けるのだろうか。
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