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不審火と言われるが!
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過去にはプリンセスも大火に!
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1月31日午前1時15分ごろ、長崎市香焼町の三菱重工業長崎造船所香焼工場で建造中の大型客船の7階部分で、フィリピン籍の男性作業員が段ボールが炎上しているのを見つけ、仲間の作業員を呼んで消火器で消火した。内装用の資材が入った段ボール数個が焼けたが、けが人はなかった。
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長崎県警大浦署によると、船体中央部のレストランになる予定の区画の外側にある通路から出火した。断熱材などの資材置き場だった。当時作業はしておらず、火の気はないという。
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客船はドイツのクルーズ会社向けに建造中の「アイーダ・プリマ」で、今月11日夜と13日夜にも、天井や資材が焼ける火災があった。県警は不審火とみて、関連をしらべる。
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13日午後8時40分ごろ、長崎市香焼(こうやぎ)町の三菱重工業長崎造船所香焼工場で建造中の大型客船で火災報知機が作動した。長崎県警大浦署と長崎造船所によると、警報に気づいた作業員が5階の客室の棚の上で布のようなものが燃えているのを見つけ、その場で手でたたいて消火した。けが人はなかった。当時客室では作業をしておらず、火の気もなかったという。
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11日夜にも7階部分で火災があり、床や天井など約50㎡が焼けた。ビアホールになる予定の区画で、火の気はなかった。
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11日午後8時半ごろ、長崎市香焼町の三菱重工業長崎造船所香焼工場で建造中の大型客船から出火し、7階の劇場付近で約15㎡が焼けた。長崎県警によると、けが人はいない。長崎市消防局によると、電気配線が出火元とみられるという。
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2011年に受注したが建造が遅れており、三菱重工業が納期の延期に伴う特別損失を計上する原因になっている。
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三菱重工業は1月30日、長崎造船所(長崎市)で建造しているドイツのクルーズ会社「アイーダ・クルーズ」向けの大型客船について、納期の延期に伴う特別損失約309億円を2015年9月中間決算に計上した。新しい納期に間に合わせるため、内装の仕上げや試運転に、多くの人員を投入しているためという。
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三菱重工業が長崎造船所(長崎市)で建造しているドイツのクルーズ会社「アイーダ・クルーズ」向けの大型客船について、2隻目の引き渡し時期を当初予定の来年3月から延期することでアイーダ側と協議していることがわかった。造船など交通・輸送分野を担当する鯨井洋一副社長が明らかにした。
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三菱重工業は長崎造船所(長崎市)で建造し、8月に納期を再延期したドイツのクルーズ会社「アイーダ・クルーズ」向けの大型客船について、新たな納期を12月にすると発表した。当初計画では3月を予定しており、9カ月遅れになる。「現在最終の仕上げ中で、これ以上の遅れはない」(広報)という。
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アイーダ・クルーズ側と合意した。2隻つくっており、1隻目を12月に引き渡す。2隻目は来年3月を予定するが、1隻目が12月にずれこむことで2隻目も遅れる可能性がある。大型客船は度重なる設計変更で建設が大幅に遅れており、三菱重工は工事のやり直しなどに伴う損失として昨年度までに計約1336億円を計上している。
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三菱重工業は2015年5月8日、長崎造船所(長崎市)で進む2隻の大型客船の建造が難航しているため、累計1336億円の損失を計上したと発表した。設計の不具合や造り直しが相次いで損失がふくらみ、2隻で約1千億円とみられる受注額を上回る規模になった。
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8日発表した2015年3月期決算で、これまでの損失額1039億円に加え、297億円の特別損失を計上した。純利益は前年比31・2%減の1104億円となった。
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大型客船は、世界最大のクルーズ会社カーニバル社の子会社から11年11月に受注。長さ約300m、約3300人乗りで、三菱重工が11年ぶりに受注した客船だった。だが設計が難航し、大幅な造り直しも必要になったことで多くの人員を投入せざるを得なくなった。1隻目は予定より半年遅れて今年9月、2隻目は16年春に引き渡しを迎える予定だ。
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<ダイヤモンド・プリンセス火災>
2002年10月1日、午後5時50分頃、長崎市飽の浦町の三菱重工業長崎造船所内にて造船所2180番船として艤装工事中のダイヤモンドプリンセスが火災を起こした。出火時に船内では約1000名の従業員が作業をしていたが全員すぐに避難して怪我人などは出なかった。稲佐消防署の発表では出火場所は船体中央部付近で全14デッキ(甲板)のうちの下から5番目のデッキ付近から出火したと見られている。
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このあたりの客室は内装工事がほぼ完了し、火の取り扱いを厳しく制限する特別防火管理区画となっていたが、直下の第4デッキでは溶接作業が行なわれており、これが出火の原因であると見られている。火災は第一発見者が大声で「火事だ!」と船内を走り回り、サイレンを鳴らしたため、出火当時、客船内では同造船所や関連会社の社員約千人が作業していたが、怪我人も無く全員の退避に成功。
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同船はこの大火の前にも2002(平成14)年4月から9月にかけて4件の不審火が発生しており、当初はそれとの関係も取りただされたが、これは元作業員の男(25)が犯行を自供しており、同時に大火の際には船内に居なかったことが確認。
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施主であるP&Oに対する納入期限が2003年7月に迫っていたため、同時に建造していた2番船(造船所2181番船・サファイアプリンセス)を急遽ダイヤモンドプリンセスとして改修し、2004年2月に(「ダイヤモンドプリンセス」としては)7ヶ月遅れながらも納入にこぎつけた。
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これ以降、大型客船の受注を注視している。
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