2015.12.25.



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君津・松丘隧道:モルタル剥落・接着力不足原因か!

モルタル自重耐えられず!
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宮本組・技術的なことは現場でないと!
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 君津市広岡の国道410号の補強工事中のトンネル「松丘隧道」で12月23日朝、内壁から計約23・5t分のモルタルが剥がれ落ちた事故で、トンネルを管理し工事を発注した千葉県は24日、国の専門機関とともに本格的な現地調査に乗り出した。原因について、県君津土木事務所と専門機関の担当者は、工事の手順か接着強度に
問題があった可能性を指摘。モルタルが重みに耐えられない状況になっていたとの見方を示した。
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 君津土木事務所などによると、吹き付けたモルタルとそれを足元で支える役割も持つコンクリート基礎部分との間に設けた約15cmチの隙間が、長さ約44mに及んでいたことが判明。モルタルと基礎部分が“分断”され、モルタルが接着力だけで貼り付いた状態になっていたと推測されるという。
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 隙間自体は工事過程で一時的に生じる設計だが、少しずつ隙間を設けていれば足元を支える力が生きた部分が残り、モルタルとの分断は防げるはずだという。
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 一方で、使ったモルタル素材の接着強度が十分なら、分断状態でも剥落しなかった
可能性もあるとした。
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 県の要請で現地調査に同行した専門機関は「国土技術政策総合研究所」と「国立研究開発法人土木研究所」。工事を受注した「宮本組」(本社・兵庫県)の担当者も立
ち会った。
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 県道路環境課によると、剥落したのは半円形の天井内壁のうち、片側部分(長さ約
20m、幅約5m)のみで、設計上の厚さは約10cmだった。
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 今回の工事は、2012年12月の山梨県の中央道トンネル天井崩落事故や13年1月に君津市内の約1km離れた別のトンネルで起きたモルタル落下を受けて実施。古いモルタルを除いた上で新しく吹き付け、工事前にはなかったコンクリートパネルをかぶせることにしていた。
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 同様の工法は県内で他に3件実施済みだが、問題は確認されていないという。
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 宮本組関東支店(君津市)は「技術的なことは現場でないと分からない」とした上で「地域の皆さまにご迷惑をかけた。一日も早く復旧させたい」とコメントした。
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 森田健作知事は24日の定例記者会見で「人的被害はなかったが、県として重く受け止めている。地元と関係者に不便や心配をかけ、誠に申し訳ない」と陳謝した。
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 また、「原因究明と安全対策に万全を期すよう指示した」と強調。「工事施工中の事故であり、あらゆる可能性を排除せずに原因究明を徹底的にやらなければならない。国とともに当たりたい」と説明した。
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