2015.12.15.



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習主席・不正浄化に鈍り:親族の資産隠し疑惑に燻り!

習主席の姉、斉橋橋と夫に資産は約370億円!
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中信証券事件・王東明氏の引退で幕引き!
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 習近平政権の反腐敗運動は、10月末の共産党中央委員会第5回総会(5中全会)を終えても止まらない。これまで要人が“無傷”だった北京市と上海市でもそれぞれ市党委副書記、副市長が重大規律違反で拘束された。
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 一方、その背後では、習近平国家主席と劉雲山党中央書記処常務書記の対立が激化し、習主席親族の蓄財スキャンダルがくすぶり出した。習主席も劉氏も党政治局常務委員。党最高指導部の亀裂で5中全会の開催が2度も延期されていたという。
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 習・劉対立の原因は、中国最大の証券会社「中信証券」の経営幹部に対する習近平政権の摘発だ。6月、上海株が暴落すると、習政権は公安次官を上海に派遣して捜査に当たらせ、関係者を尋問、逮捕した。調べによると、株価暴落の原因は、証券監督管理委員会(証監委)、仕手筋、経済メディアの内部で行われた情報操作によるもので、外資系投資ファンドと組んだ大手証券が空売りで巨額の利益をあげていた。
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 公安部が8月に逮捕した容疑者のなかに程博明・中信証券総経理(社長)ら中信証券幹部が数人いた。程氏は、中信証券の親会社、中信集団(CITICグループ)の劉楽飛副董事長につながる人物といわれていたので、捜査は劉楽飛氏へ波及するのではないかとみられていた。劉楽飛氏は「証券王子」といわれる証券業界の実力者だが、父親は劉雲山氏。中信証券事件は習主席と劉雲山氏との衝突の構図になった。
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 中信証券の実権は王東明董事長(会長)が握っていた。米ゴールドマン・サックスを目標に、中小証券の吸収合併を繰り返し、中信証券を中国証券業界トップにのし上げた人物だ。王氏の関係する子会社、孫会社に英米の投資ファンドとの合弁企業があったが、王氏は公安部の捜査対象から外れた。王氏の父親は元外務次官で、習主席の父親と親しく、家族同士の付き合いがあるといわれた。
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 だが、11月中旬、突然、中信証券が王東明氏の引退を決めた。後任は外部からではなく中信集団内部から起用された。中信集団の劉楽飛氏にも捜査は及ばないまま中信証券事件は幕を下ろした。
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「中国一の富豪」万達集団トップが習政権のタブーに触れた!?
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 習主席が切り込んだ証券業界の反腐敗運動は「トラ狩り」の成果をあげられずに幕引きした。なぜ習主席は証券業界の反腐敗で手を緩めたのか。
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 王東明氏の引退が決まる前の10月末、「中国一の富豪」といわれる王健林・万達集団董事長が米ハーバード大学の公開講座という公開の席で、習主席の姉、斉橋橋氏とその夫で香港在住の実業家、トウ家貴氏の資産問題という現政権のタブーに触れる事件が起きた。
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 斉橋橋氏ら習主席親族の資産は約370億円に上ると一部メディアが報じてきたが、王健林氏は、万達集団子会社の非公開株を斉氏夫妻に渡した事実を認めたうえで、「斉氏は全保有株を上場の2カ月前に他人に譲渡した。巨額の利益を失うのを承知で決断した」と語った。習主席の立場を思いやる斉橋橋氏の潔癖な姿勢を賛美したと見せて習主席親族の資産隠しを暴露した。斉橋橋氏が譲渡した相手は斉氏の夫の部下であるとメディアは報じている。
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 王健林氏は、習主席の親族だけでなく、賈慶林元党政治局常務委員、温家宝前首相らの親族に未公開株を渡して巨利を得させたといううわさが絶えない「政商」だ。習主席は親族の資産隠し問題に触れられ、矛先が鈍ったのか、中信証券事件は幕引きに入った。習主席の権力に陰りが出てきたのだろう。
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 習氏にとって姉夫婦の資産問題はアキレスけんだ。
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