2015.11.21.



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積水ハウス:鴻池組を傘下に!

親会社鳳ホールディングスに3割出資!
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再建中の鴻池組の親会社を傘下に!
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 積水ハウスは11月19日、中堅ゼネコンの鴻池組を子会社に持つ鳳ホールディングス(大阪市)と資本提携すると発表した。来年1月に鳳HDの株式の3割を取得して持ち分法適用会社にする。取得額は公表していない。
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 三井住友銀行からの鳳HDの優先株取得と普通株への転換により、2016年1月27日に鳳HDの議決権33.3%を保有する筆頭株主となる。同日付で鳳HDの優先
株も引き受ける方針で、一連の取得額は数十億円とみられる。19年をめどに普通株に転換するかどうかを決める。普通株に転換した場合は積水ハウスの出資比率は最大で約45%になる見込み。 
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 鴻池組はオフィスビルや文化施設の施工に実績を持ち、積水Hは、これまで外注していた大型マンションなどの工事を鴻池組に発注し、都市開発などをグループで一貫して手掛けられる体制にする。
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 積水ハウスは鴻池組と業務提携を通じて建築・土木のノウハウを取り込み、営業力強化や建設コストの削減につなげる。鴻池組は1980年代の後半からゴルフ場や宅地などの開発事業を積極化し、バブル経済の崩壊で経営が行き詰まった。バブル崩壊後は三井住友銀行のもとで経営再建を進めている。
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 野村証券の福島大輔マネージング・ディレクターは「17年4月の消費増税後に国内の住宅市場は縮小する可能性が指摘されており、事業の多角化を目指す一環だ」と指摘。収益性も向上させていく施策として前向きな一手と評価していた。
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 住宅大手では大和ハウス工業が経営不振だったフジタを13年に買収した。国内の大規模物流施設の建設やアジアを中心とする海外事業の拡大で中核的な役割を担っている。積水ハウスや大和ハウスはともに賃貸住宅の受注拡大や海外でのマンション開発などで今期は最高益を見込んでいる。今後も住宅や不動産大手で中堅ゼネコンをグループ内に取り込む動きが活発化しそうだ。
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