2015.11.20.



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中国の牙:原子炉格納容器の鉄鋼メーカー・買収に!

英原潜技術にらむ!
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国防省は警戒!
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 中国の国有企業が、英国唯一の核戦力である潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「トライデント」を搭載したバンガード級戦略原子力潜水艦の主要部を扱う鉄鋼メーカーの買収に動いていることが分かった。11月8日付の英日曜紙サンデー・タイムズが報じた。保守党のキャメロン政権の対中経済依存が高まり、軍事費が削減される中、中国が軍事関連企業にも食指を動かしていることが浮き彫りとなった。
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 同紙によると、中国が関心を示しているのは、戦略原潜の原子炉の鋼鉄製格納容器の製造技術を持つ英鉄鋼大手シェフィールド・フォージマスターズ・インターナショナル社。1805年創業の同社は、英国が世界の鉄鋼の半分以上を生産していた19世紀を代表する企業の一つとされ、1990年には旧フセイン政権下のイラクへの武器輸出に関係したとして騒がれたこともある。近年は鉄鋼業の衰退で業績が悪化し、外部資本の導入を検討中という。
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 ただ、同社は重さ350トンの巨大な鋼鉄の一体成型を行う特殊技術を持ち、英国の核抑止力の一翼を担っているだけに、国防省は中国が格納容器の製造技術を獲得すれば、核抑止力に影響を及ぼしかねないとして強い懸念を示している。英国は90年代に、トライデントミサイルを搭載する戦略原潜の4隻体制を確立。キャメロン政権は、4隻が退役する2020年代後半に向けて新型原潜4隻を建造する方針を表明している。
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