2015.11.01.



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北京郊外:ゴミの山・違法埋立地も急増!

その数・1000カ所以上!
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深刻な汚染!
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 2015年6月からというもの、北京郊外の長店村では掘削機やトラックがせわしなく動き回っている。作業員が除去しようとしているのは、4万5000m3にも及ぶ大量の不法投棄ゴミ。河川からほんの20mのこの場所に何年にもわたって投棄され、地下5mに達し、地下水を汚染し続けている。
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 ここは、北京市街周辺のそこかしこに出没している1000カ所以上の違法なゴミ埋め立て地の1つにすぎない。環境問題の専門家は、これらの場所で未処理のまま廃棄されたゴミが土壌や大気、地下水に深刻な汚染をもたらすと非難している。
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 90年代、中国各地の地方政府が正規の埋め立て処分場を建設して公害対策に乗り出した。だがこれらの公的施設は、拡大を続ける都市人口が生み出す大量のゴミを収容し切れなかった。住民たちは不法投棄場所に次々とゴミを捨て始め、その多くは200トン超のゴミを抱える。これらが今まさに時限爆弾と化していると、専門家らは警告する。
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 08年の北京オリンピックを控えた06年、北京市当局は総額50億元を費やして不法投棄場所の浄化に着手した。だが長店村を含む数十の投棄場所は、いまだ作業中か未着手の状態だ。
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 北京以外の多くの都市では、不法投棄場所は拡大を続けており、専門家によれば中国各地の都市部には1万以上の違法ゴミ捨て場があり、多くが数十年にわたって使用されているという。
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 正規の埋め立て地の場合は、周囲を特殊素材で覆って汚染物質を土壌に染み込ませない構造にするよう、環境規制当局は求めている。有毒ガスの排出を抑え、ゴミを地下水から遮断する設備も必要だ。
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 だがその一方で、規制の及ばないおびただしい数のゴミ捨て場が、北京周辺に次々と出没している。これらを野放しにしていては、大気汚染や火災、さらには爆発が起こる可能性もある。
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 広東省環境衛生研究所の研究者である鄭曼英(チョン・マンイン)は広州市南部の不法投棄場所2カ所を5年にわたり調査した結果、地下水や土壌に深刻なレベルの汚染物質が見つかったという。その中には酸化窒素やリン、鉛、カドミウム、そのほかの有害重金属も含まれていた。
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 北京以外は対策すらも進んでいない。
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 こうした不法投棄場所の対策に中国で初めて乗り出した都市が、北京だった。北京市環境衛生設計科学研究所の衛潘寧所長によれば、06年の調査で北京とその周辺には1011の不法投棄場所があり、総面積は1300haで、7700トン以上のゴミが積み上げられている。ほとんどが家庭ゴミと建築ゴミだ。
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 06年以来、北京は1000近くの不法投棄場所にメスを入れ、ゴミを移動させたり基準を満たす埋め立て地に作り替えたりしてきた。北京南部のある投棄場所では、数年にわたり蓄積された約360万m3のゴミを掘り起こして処理。3年の月日と5億元の費用を費やした。
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 衛によれば、まだ70ほどの不法投棄場所が残っており、2017年頃までかかりそうだという。とはいえ、ゴミ処理能力の上限と日々排出されるゴミの量にギャップがある限り、不法投棄場所は出現し続けるだろうと、彼は言う。「昨年のゴミ処理能力は99・3%だった。つまり、今もどこかで違法にゴミが捨てられ、新たな不法投棄場所が誕生しているということだ」
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 上海環境衛生工程設計院の張益によれば、「不法投棄場所の実態を調査している地方当局はごくひと握りだ」。彼の試算では中国全土に1万以上の不法投棄場所が存在する。中国人民大学の環境学教授(匿名を希望)は、「地方当局はその数を明確に把握しているが、公にしたがらない」と言う。
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 違法投棄ゴミが自然分解されるには何十年もかかる。その間、定期的に汚染状態を検査すべきだが、「この手の査察はまったく行われていない」と張は言う。
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 地方政府が対策に乗り出さないのは、資金不足に加えて改善基準が確立されていないことが主な原因だと、専門家らは指摘する。北京当局は、資金を拠出し、入札を行って浄化事業を担う民間企業を誘致してきた。だがほかの都市は、同様の対策に乗り出せずにいるようだ。
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 その間にもゴミ処理場に収まり切らない違法投棄ゴミは中国各地を覆い、環境の時限爆弾は刻々と時を刻み続ける。
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