2015.10.31.



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英原発:フランス電力子会社主導・華龍1号採用へ!

原子力輸出・台頭する中国!
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 英国の原子力発電所建設に中国企業が参画することで、英中首脳が合意した。フランス電力(EDF)子会社が主導する2地点での建設・運転に中国広核集団が資本参加するとともに、ブラッドウェル地点では中国が“国産ブランド”と位置付ける約100万kw級のPWR(加圧水型軽水炉)「華龍1号」が採用される。
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 海外の原子力事情に詳しい関係者からは、「今まで技術を買う側だった中国が、売る側として名乗りを上げた。英国での中国ブランド採用は絶大な宣伝効果を持つ」と話し、原子力を巡る今後の国際商戦で、日本にとっても強力なライバルが出現したとみる。
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 2008年に新規原子力建設を推進する政策に舵を切った英国。しかし、それまで新規投資を行ってこなかったことで技術は途絶え、英政府は政策実現のパートナーとしてフランスを選んだ。ヒンクリーポイントCやサイズウェルといった地点での事業はEDFエナジーが大半を仕切る計画だった。
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 ところがフランスではアレバの経営難に端を発し、EDFの経営体力も低下。出資先のパートナーを探らざるを得なかった。そこに乗り出してきたのが豊富な資金力を
誇る中国政府と中国企業だった。技術力が衰退した英、投資リスクに耐えられるか不安を持つ仏、国産ブランドを展開したい中国。3カ国の思惑がかみ合った格好だ。
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 海外電力調査会の黒田雄二上席研究員は「英国にとっては電力の安定供給、自国産業・雇用の確保という割り切った判断。EDFはEPR(欧州加圧水型軽水炉)の売り込み先として中国市場に魅力を持つ」と話し、3カ国の思惑と利害が一致した結果だとみる。
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