2015.10.25.



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独・メルケルの指導力:難民政策でつまづくか!

“大親友”中国を見切りか!
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急変する独メディア報道!
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中国の次のお友達は英国!
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 日本とドイツの中国に対する感覚の温度差。ここ数年の中国とドイツの関係は、はたから見ていても不自然なほど濃密なものだった。
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 「中国はドイツにとってアジアで一番重要なパートナー」とメルケル首相。毎年、両首脳が大型の経済使節団を従えて、互いの国を訪問し合っていた。今年3月、メルケル氏が、洞爺湖サミット以来7年ぶりに東京を訪れたことと比較すれば、その親しさは半端ではない。
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 最近の中国がらみの報道で印象に残っているのは、5月の、「ドイツ鉄道は近い将来、高速鉄道の車輌を中国から輸入するつもりだ」というもの。記事の横に、中国の工場で製作中の「和諧号」の大きな写真が出ていた。
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 中国製品の品質管理の問題をしょっちゅう聞かされている日本国民にすれば、かなりのビックリニュースだ。高速鉄道はハイテクの塊なのに、大丈夫なのか? 
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 ところが、ドイツ鉄道はそんな心配などどこ吹く風で、"made in China"と"粗悪品"が同意語だった時代は過ぎ去ったと豪語。その後、この話がどうなったのかは知らないが、ドイツでニュースを見ていると、日本とドイツの中国に対する感覚の温度差に驚くことは多い。
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 そういえば、2911年の夏の、死者43人を出した脱線事故も、ドイツではたいして取り上げられることもなかった。
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 6月にドイツで先進国サミットが開かれた時には、ニュースのアナウンサーが、「アジアの代表は日本ではなく中国であるべきではないか?」と言ってのけた。
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 日本は中国に、未だに年間300億円のODA(政府開発援助)を支払っている。ODAをもらっている国が、出している国を差し置いて、先進国会議の代表となるのはおかしい。
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 AIIB(アジアインフラ投資銀行)に関するTV報道も、かなり食い違った。日本では、AIIBの不透明性や中国の覇権拡張に対する懸念から、参加しないほうが賢明だという慎重論が勝ったが、ドイツではそんな懸念は報道されなかった。
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 それどころか、アメリカが参加しないことについて、「中国は西側社会の分断に成功した」とか、「アメリカと、アメリカに忠実な日本が、将来、世界で孤立するだろう」と書いた。EU議会の議長(ドイツ人)も、「もっと多くの国がAIIBに参加することを望む」と言っていたが、今、AIIBは暗礁に乗り上げたのか、詳しい続報はない。
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 中国とドイツは距離的にも遠く、核兵器をもっていようが、直接の軍事的脅威にはなっていないし、また、過去に敵対したことは一度もなく、1930年代、蒋介石の国民党は、ドイツ軍事顧問団の全面的な支援を受けながら日本軍と戦った経緯がある。
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 中国にはもちろん、反独の動きもない。それどころか、中国人はドイツ人には最高に好意的だ。昔、夫の会社が中国でたくさんのプロジェクトを持っていたのだが、そこで見る中国人ビジネスマンは、これが反日をやっている人たちと同じ民族なのかと目を疑うほど親切で、紳士的だった。おだて方も堂にいっており、ドイツ人が心をくすぐられることは間違いない。
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 広島、長崎と2回も原水爆の被害者となったにも関わらず、米軍の原潜や原子力空母に対してはギャーギャーいう共産党や労組や自称反核団体も、中国の戦略核や北朝鮮の核に対しては大甘だ。ましてイランの核は遠い国の話と西欧のように関心も薄い。遠いからこそ、中近東に対しては資源輸入もあり、援助などで親切を振りまけば石油やガスを優先購入できると思っている。優先購入どころか、世界一高額で買わされているお目出度い国なのだ。
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 ドイツも、立場を変えれば、競合国の日本より市場が大きく魅力的な遠い異国を「隣の青い芝生を羨ましく思う」スケベ心ですり寄っていくのは理の当然だ。
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 中国にとって身近な敵国より、共産主義であろうが、アジアの凶国であろうが、ビジネスで得なら最大の友好国なのだ。英国へ出かけた習近平が国賓扱いを受け、経済協定7兆円を実行するか否かは別として、植木等の歌にもある「金のな奴は俺んちに来い、、、」方式で、世界中の嫌われ者が金で横面を張っているのが現状だ。
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 空母も2隻、3隻と建造し米国と覇を競い始めているが、かつてのソ連のように軍事力の増強は維持費がかかりすぎ、ついにはソ連邦の崩壊につながってゆく。いまの習金平大成なら、中国も早晩、ソ連の二の舞になることだろう。
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