2015.10.25.



中国人民銀:1年間で6度目の利下げ!

預金準備率も再び引き下げ!
.
景気浮揚目指す!
.
預金金利を自由化!
.
.
 中国人民銀行(中央銀行)は10月23日、過去12ケ月で6度目の利下げに踏み切った。預金準備率も再び引き下げ、鈍化がみられる景気の浮揚を図る一方、預金金利の上限も撤廃し金利を自由化する。
.
 1年物貸出金利は0.25%引き下げ4.35%、1年物預金金利は0.25%引き下げ1.50%とした。24日から適用する。
.
 銀行の預金準備率は0.50%引き下げた。大手銀行向けの預金準備率は17.5%となる。農業・小規模企業に融資する金融機関向けは、さらに0.50%引き下げた。
.
 人民銀は、国内インフレが抑制され、市場金利も低下しており、預金金利を自由化する余地があったと説明。「次の段階では、金融政策を緩めすぎたり、引き締めすぎたりせず、安定的な経済成長を確実なものとしていく」とした。
.
.
<市場関係者の見方>
.
 キャピタル・エコノミクスのアナリストらは、顧客向けメモで「指標金利と預金準備率がいずれも、年内にもう1度引き下げられ、来年初めに追加措置が取られるとの予想を維持する」と話した。
.
 利下げは企業の調達コスト押し下げが目的で、銀行の預金準備率引き下げは大量の資金流出に対応するためだ。
.
 中国人民銀行(中央銀行)は金融政策の緩和と安定的な為替相場の間でバランスを
保つのが困難となっており、オンショア人民元とオフショア人民元への圧迫が高まっている。
.
 中国は中期的には構造改革を進め、信頼できる成長エンジンを見つける必要が依然としてある。
.
 製造業と輸出主導型から消費主導型へのシフトに向けた経済のバランス調整が容易にいかないとの懸念への対応であることは明確だ。
.
 現在進められている金融・財政政策の一環で、おそらく追加措置が取られるだろう。 大きなサプライズではない。今後数カ月間に追加緩和が実施される可能性がある。 . 中国人民銀行(中央銀行)は23日、景気支援に向け政策金利と銀行の預金準備率を引き下げた。1年以内に6度目の利下げに踏み切った。預金準備率も再び引き下げ、鈍化がみられる景気の浮揚を図る。
.
 次期5カ年計画を示す共産党中央委員会第5回全体会議(5中全会)開幕を来週に控え、金融政策を変更した。
.

 中国ではこのところ、弱い内容の経済指標が相次いで発表されている。
.
 第3・四半期の中国国内総生産(GDP)伸び率が、前年比6.9%で、世界金融危機以来の低成長となった。9月の輸入は11カ月連続のマイナスを記録、生産者物価指数(PPI)は43カ月連続で低下した。
.
 市場関係者の1人は、世界の中銀の半数が緩和モードに突入したと指摘。中国人民
銀は今後、さらに緩和に踏み切ると見通した。
.
 今回の政策決定を受け、欧州株式市場が急伸、外為市場はオフショア人民元CNH=がドルに対して下落した。
.