2015.09.09.



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京都会館工事:着工前に15億増額・それでも赤字と!

一説に17億円の赤字というが!
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設計価格・予定価格・落札価格の差は何!
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 京都会館の引き渡しは京都市と大林組の間でギクシャクした形の中で終わったようだ。
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 2016年1月に「ロームシアター京都」としてリニューアルオープンするが、工費は膨らんでいる 京都市が2016年1月のリニューアルオープンを目指す左京区のロームシアター京都(京都会館)で、改修費用が当初より15億円近く膨らみ、110億9千万円にのぼる見通しとなったことが分かった。土壌汚染対策や賃金・資材の高騰、設計変更に伴う増額といい、市は「予想外の条件が重なった。市民に申し訳なく心苦しい」としている。
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 改修は、老朽化した第1ホールの建て替えを含む大規模な工事で、12年10月に工事請負契約の市議会議決を経て、96億750万円で大手ゼネコン大林組や藤井・
岡野・きんでん・東洋熱工業など地元建設会社と大手設備会社などのJVと契約した。
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基本設計受託者
  有限会社香山壽夫建築研究所 (代表 香山壽夫(東京大学名誉教授))
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施設概要
  構   造  鉄筋コンクリート造,一部鉄骨鉄筋コンクリート造他
  階   数  地上6階地下2階建て
  建築面積   8,174.82u
  延床面積  19,450.00u 
  建物高さ   30.81m 
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実施設計・施工一括発注
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落札者名 大林・藤井・岡野・きんでん・東洋熱工業JV
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予定価格・ 10,090,000,000円
入札価格・ 9,150,000,000円
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入札には同JVのほか、
「戸田建設・太平工業・公成建設・東邦電気産業・新菱冷熱業JV」、
「鹿島・鉄建・要建設・住友電設・三機工業JV」、
「大成建設・吉村建設工業・ミラノ工務店・栗原工業・新日本空調JV」、
「竹中工務店・増田組・田中工務店・朝陽電気・影近設備工業JV」が参加した。
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 市の説明によると、2014年2月に公共事業の労務単価(賃金)が20%引き上げられたほか、建築資材の価格水準もアップしたため、費用が約4億9700万円増える見通しとなった。このうち労務単価分が3億8千万円を占めるという。
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 また、12年12月に山梨県の中央自動車道笹子トンネルで起きた天井崩落事故を
受け、建物本体と天井や壁をつなぐアンカーボルトと呼ばれる部材の設置工法を変える必要性も発生。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の関係機関から、建物の価値継承のために元の会館の手すりやれんがの再利用も求められており、こうした仕様変更で約4億7500万円の増加も見込まれるとした。
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 市は、11月市議会に計約9億7200万円を増額する工事請負契約変更を提案。これ以外に、土壌汚染対策法の基準を超える鉛や六価クロムが検出された敷地内の土壌搬出費用などに約5億1300万円を追加する。
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 市は「貴重な税金を使うため、増額はないに越したことはないと考えている。市民の期待が大きい建物であり、できて良かったと思ってもらえるよう引き続き努力したい」としている。
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 実施設計と施工一括方式なのに、終わってみれば17億円の赤字と言われ、大林組はJV参加企業に応分に負担するよう要求しているという。
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 この根本原因は、設計変更にあるのか、積算ミスか、JV親企業の大林組にあるの
か、、、。落成案内はJV側に相談もなく、市の方が出席者に通知したと言われ、落成式には大林組幹部は欠席したようだ。
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 請負契約上、JVが赤字を出しても市が補填をすることはないが、地元企業優先でやってきた仕事が、WTO工事の場合は大手ゼネコンが参加しなくても、中堅ゼネコンと地元業者のJVで十分やっていけるはずだ。
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 最近の不調は、本当に単価が合わないのか、市の積算が実情に合っていないのか、設計が市の予算を無視し図面を仕上げているのか、根本問題を追及しなければ、地元企業優先の掛け声で大手ゼネコンのJVに参加しても、応札は大手ゼネコンが支配し、儲けるときはゼネコンが先取りし、赤字は地元企業に応分負担と言われても、中身がはっきりしないお仕着せは、市がいう地元優先の趣旨にそぐわないと思うが。
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 今後、大手ゼネコンJVへ参加しようとする地元企業は、赤字の場合はどうするかJV親企業と心中するのか十分考えるべきだ。
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 東京本社、大阪本社ゼネコンは、京都市の工事を請けても税金は東京で払う。京都市が税金を取れるのは、地元参加企業からだけ、それが赤字ではまるで意味がない。
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