2015.09.01.



無料カウンター

海自・いずも型2番艦:艦名「かが」に決定! 

知名度、武勲の大きい「加賀」!
.
中国は護衛艦でなく空母と!
.
.
 海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦の進水式が、ジャパンマリンユナイテッド磯子工場(神奈川県横浜市)にてとり行われた。
.
 海上自衛隊の護衛艦「いずも」型2番艦の命名・進水式が8月27日14時半頃に行われ、艦名が「かが」になったと発表された。
.


 護衛艦「かが」は、全通甲板を備えたヘリコプター搭載護衛艦(DDH)。平成24年(2012年)の予算で建造していたことから24DDHと呼ばれていた。今年3月に先行して就役した「いずも」も同じ理屈で22DDHと呼ばれている。
.
「かが」は今年3月に就役したばかりの新鋭艦「いずも」の2番艦であり、「ひゅうが」「いせ」「いずも」に続き4隻目となる全通飛行甲板を有す、事実上の“ヘリコプター空母”です。今後「かが」はジャパンマリンユナイテッド内において、必要な設備や装備を搭載する艤装作業へと移行し、2017年の就役を目指す。
.
 海上自衛隊の艦艇は進水式に先立ち命名式が行われるのが通例であり、本艦「かが」の名称は27日に初めて明らかにされたも。
.


 命名は、「海上自衛隊の使用する船舶の区分等及び名称等を付与する標準を定める訓令」に従って行われます。護衛艦は「天象・気象、山岳、河川、地方の名」を与えることが定められており、今回の「かが」は、かつての律令制における「加賀国(石川県)」を由来とします。これまでのヘリコプター搭載護衛艦も「ひゅうが(日向:宮崎県)」、「いせ(伊勢:三重県)」、「いずも(出雲:島根県)」と律令国から採られており、今回もその慣例に従ったもの。
.
 加賀国は江戸時代、百万石もの石高を有した最大の外様大名である前田家金沢藩の本拠地でした。また太平洋戦争開戦時、「加賀」は旧帝国海軍における最大の航空母艦でした。この「かが」という名は「いずも」と並び、自衛隊最大の護衛艦に相応しい格を有すといえ、2015年は3月に東京と金沢が北陸新幹線で結ばれるなど、「加賀国」と縁深い年となった。
.
.
 2年前の8月66日、「いずも」の進水式および命名が行われた。海上自衛隊初の本格的な空母ということもあり、その様子は国内外に大きく報道されたが、中国メディアの反応は極めて強く、中国の装備増強には他国は黙れと言うが、日本の事になると目を逆立てて非難する。
.
 その理由は、将来的に垂直離着陸戦闘機F-35B「ライトニングII」を搭載し脅威となるのではないかという観測(いまのところそうした予定はない)と、かつてその先代となる帝国海軍の装甲巡洋艦「出雲」が、旗艦として中国と交戦したこと。その名を継ぐ「いずも」に、中国メディアは反発しました。
.
 帝国海軍の空母「加賀」の名を継ぐ「かが」においても、「いずも」のときと全く同じことが繰り返されるでしょう。「加賀」は1932(昭和7)年の上海事変に投入されており、艦載機である三菱・一三式艦上攻撃機が地上爆撃を実施しました。また中島・三式艦上戦闘機が中国軍戦闘機とドッグファイトとなり、旧日本軍において初となる撃墜を達成しています(ただし第一次世界大戦時、フランス軍へ義勇兵として志願した日本人エースは存在しました)。
.
「加賀」は1937(昭和12)年の盧溝橋事件に端を発する日中戦争でも活躍し、1941(昭和16)年の太平洋戦争勃発以降は帝国海軍の主力として「赤城」「蒼龍」「飛龍」「翔鶴」「瑞鶴」と共に、真珠湾攻撃において大きな戦果を上げている。
.
 1942(昭和17)年、ミッドウェイ海戦において米海軍ドーントレス急降下爆撃機の集中攻撃を受け、同海戦で沈んだ艦のなかでは最大の人的被害を出し、爆沈した。
.
 空母「加賀」は知名度、武勲共に装甲巡洋艦「出雲」とは比較にならない。護衛艦「いずも」の2番艦に「かが」と命名した事実は「いずも」のとき以上に中国を刺激し、大きな反発を受けることになるだろう。中国は二日後の9月3日に「対日戦勝70年記念パレード」を控えており、日本がこの日に向けて進水・命名したと敵愾心を燃やし非難することだろう。
.