2015.08.25.



無料カウンター

天津爆発:保険金支払額・過去最高の970億円以上か!

米保険会社は1240億円以上と推定!
.
.
2015年8月20日、天津市浜海新区天津港にある瑞海国際物流有限公司の危険物保管倉庫で起きた大規模な爆発事故での死傷者の本当数は何人か、どれくらいの物的損失が出るか、保険会社の保険金支払いの対象になるのはどういった損失か、などの点に注目が集まっている。今回の事件が中国の保険業界にとって大きな試練になることは間違いない。業界の専門家の試算によると、損害賠償額は550億元(約970億円)から100億元(約1940億円)になり、1件の事故の賠償額としては過去最高になる見込みだ。
.
 今回の事故では生命保険、自動車保険、企業財産保険、医療保険、賠償責任保険、貨物保険などが対象になるとみられ、関連各社が詳細な調査を進めており、一時金の支払いも行われている。事故現場はまだ混乱しており、損害を確定できる状況でなく、各界が注目する損害賠償の問題がはっきりするには時間がかかる。
.
中央財経大学保険学院のハオ演蘇院長は、「今回の爆発事故における財産の損失は巨額で、損害賠償金額は50億元から100億元に上るとみられる。これを保険会社が引き受け、再保険会社が補完することになる。
.
 この数字の計算は倉庫に保管された物資を基準としており、一般の財産が実際に被った損失は保険の賠償金額を上回るとみられる」と話す。
.
 クレディスイスは、「当初の見積もりでは損害賠償額は10億ドル(約1240億円)から15億ドル(約1860億円)になる」といい、保険関係者は、「今回の賠償金額はこれまで保険史上最大だったSKハイニックスの火災事故を上回る可能性がある」と話す。
.
 資料によると、2013年9月4日に起きた韓国SKハイニックスの無錫工場の大規模な火災事故では、免責事項を除いた最終的な賠償金額が9億ドル(約1117億円)に上り、大手保険会社13社が保険金を支払った。
.
 無錫工場は4日午後3時ごろに出火。濃煙がたち上るなか、全従業員が速やかに避難し、DRAM生産を一時停止した。火災後100人を超える調査員が工場内に立ち入り検査し、被害状況の確認、使用可能設備の運び出し作業に追われている。
.
 需給ひっ迫の懸念が強まるなか、世界のパソコン大手5社は先週末、DRAMモジュールメーカーとそれぞれ接触。買付量の引き上げ意向を伝えたとされる。
.
 韓国SKハイニックス傘下の無錫工場(江蘇省無錫市新区)で発生した火災に関して、その影響は当初の想定以上に広がりそうだ。
.
 工場を運営する海力士-意法(中国)公司は、「火災によるダメージは軽微にとどまるはず」とコメントしているものの、業界関係者の間では、生産ラインが元の状態に復旧するまで9〜12カ月を要するとの見方もあるという。
.
 火災の起きた無錫工場は、合計4本の生産ラインを擁する。うち2本は深刻な被害で廃棄を待つ状況。残り2本に関しても、送風パイプでつながっているため、煤塵が入り込んだ可能性が高い。クリーンルームを再建する必要に迫られた場合、影響は長期に及ぶ見込みだ。その間、最大で世界のDRAM供給量は1割減少し、需給バランスの均衡が崩れる恐れもある。市場関係者の試算によると、SKハイニックスの無錫は、これまで世界DRAM生産能力の12〜13%を支えていたという。
.