2015.03.02.



喘息アクセスカウンター

京丹波町・鳥インフル:10年過ぎて・今も残る非公開!

感染ルート・感染源は不明!
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 10年間放置されていた旧浅田農産船井農場跡地の鶏舎など施設解体が完了し、公園整備が始まろうとしている。
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 2004年に鳥インフルエンザが発生した浅田農産船井農場。全国初の大規模感染の舞台となった施設は、約4・7haの養鶏場跡地には、鉄筋や木造の鶏舎や事務所など計19棟が建っていた。約24万羽の鶏を処分し、浅田農産は跡地を旧丹波町に寄付した。府は08年に鶏の焼却を完了。京丹波町は森林公園にすることを決めた。
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 鶏の大量死が始まったのは2004年2月20日とされる。鳥インフルエンザの潜伏期間は3、4日ということだ。つまり、17日時点では異常がないが、その日から3、4日で鳥が死に始めたという。
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 その3日前の17日、浅田農産の幹部から愛知県の飼料会社の研究所に電話があったと研究所の獣医は証言した。「ちょっとようけ鶏が死んでるんや」との電話。「鶏を解剖したら、腸がソーセージのように腫れている」。症状を聞いた獣医は「腸炎かもしれない。しばらく様子をみてほしい」と伝えた。
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 獣医は、のちに鳥インフルエンザで鶏が大量死したことを知り、悔やんだ。「どうしてもう1度連絡してくれなかったのか。1000羽も腸炎で死ぬなんてありえない」
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 府によると、26日夜、府南丹家畜保健衛生所などに「丹波町の養鶏場で1000羽以上のニワトリが毎日死んでいる」との匿名の電話があった。同所員が浅田社長らに聞き取り調査を行ったところ、飼育している約20万羽のうち、「20日ごろから毎日1000羽、計1万羽が死んだ」と話したという。
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 京都府丹波町の「浅田農産船井農場」の鳥インフルエンザ感染問題で、浅田農産(本社姫路市)は2004年3月18日までに、同農場以外の姫路市や兵庫県佐用郡佐用町、岡山県などにある計五カ所の農場の鶏167万羽をすべて処分した上で、経営規模を縮小する方針を明らかにした。
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 04年3月7日、浅田肇会長(67)とその妻知佐子監査役(64)が自殺。2人は鶏舎の外の空き地で、高さ約8mの木にロープをかけ背中合わせで首をつっていた。死因は窒息死だった。浅田会長は作業着に白い長靴姿、知佐子さんはグレーのジャケットにズボン、黒い靴をはいていた。
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 浅田会長の長男で浅田農産の浅田秀明社長(41)が3月7日午後10時から11時ごろにかけ、浅田会長が本社にいるのを確認しており、その後、自殺したらしい。遺書はあったが、書いたのは会長なのか妻なのかハッキリしていない。
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 京都府丹波町で27日、匿名の電話をきっかけに鳥インフルエンザの陽性反応が判明した。匿名の主は「鶏場を経営する男性(41)」というだけで、養鶏場の場所を特定していない。1000羽以上の鶏が毎日死んでいるというが、調査・立入りなど養鶏業者への検査遅れは当時から指摘されている。
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 京都のケースが鳥インフルエンザだとすると、状況からみて山口、大分両県で鶏に感染したウイルスが来たとは考えにくい。地理的に朝鮮半島に近い両県と比べ、野鳥が運んだ可能性も低いかもしれない。海外から散発的に来たウイルスが感染を引き起こしているのだろう。さまざまな仮説を立て、考え得る感染ルートを遮断すべきだ。と、専門家は指摘。
感染ルートについて、こう指摘している。
・山口、大分両県で鶏に感染したウイルスが感染したものではない
・野鳥が運んだ可能性も低い
・何らかの経路で海外からウイルスが持ち込まれた
浅田農産のケースでは野鳥説が消え
・養鶏場に出入りしている人やトラックに付いていた
・ニワトリのエサについていた
ルートが不明な中で、カラス犯人説に傾いた。
「死んだ野生カラス2羽からウイルス  船井農場と園部町」と新聞報道が出た。
しかし、浅田農産へウイルスを持ち込んだのはカラスではない。 
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 不明な中、鶏は殺処分された。
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 京都府は08年21日、いったん土中に埋めた鶏約24万5千羽(843t)と卵約80tを焼却する処分が終わったと発表した。鶏糞など消石灰を含めた3900tは05年に焼却された。卵の焼却処分は、04年3月29日から京都・園部・亀岡の3ヵ所で焼却処分、5月18日、1300t処分完了。
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 07年12月、旧浅田農産の跡地など2カ所から、防水性の袋に入れて埋めた鶏や卵を掘り出す作業を開始。08年1月14日までに府内6カ所で焼却した。処分費用は約2億6500万円だった。
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 府では当初、07年夏から作業を始める予定だったが、焼却施設周辺の住民や自治体との協議が難航していた。周辺地域の風評被害を防ぐとの理由から、施設名などは公表していない。
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 それにしても、10年過ぎても「風評被害」を理由に非公開である。