2008.03.08.

新発田談合疑惑:山口寿夫を聴取後・逮捕!

「石井組」副社長・逮捕される!

自民党県連の石井修幹事長(弟)・辞意表明!


 新発田市発注の下水道工事入札をめぐる談合疑惑で、県警は3月5日午前、市内の建設業者幹部に対し任意の事情聴取を続けた。同市の片山吉忠市長は同日朝、新潟日報社の取材に「遺憾だ。警察の調べを待って、市としてもきっちり対応したい」と述べ、捜査の推移を見守る考えを示した。

 取材に対し片山市長は「事態の重さは感じている」と厳しい表情。「警察の調べが出る
までは、詳しいコメントは差し控えたい」と言葉少なだった。

 この日は同市内の中学校10校すべてで卒業式があり、片山市長をはじめ部長クラスの
幹部ほぼ全員が来賓として朝から各校へ。

 同市建設業協会会長が社長を務める市内大手建設会社では、取材に対し「ミーティング
が続いており、当面は対応が難しい」(幹部社員)などと話した。別の市内建設会社幹部
は「1カ月近く警察の調べが続き、ようやく来たかという感じだ。どんなふうに進展するのか…」と不安そうだった。

 同疑惑は、07年春から秋にかけて同市が発注した下水道工事で談合が行われていた疑いが持たれているもので、県警はこれまで、新発田市幹部職員と、同市内に本社を置く10社以上の建設業者から任意で事情聴取を進めている。


 新潟県警捜査2課と新発田署は、新発田市発注の下水道工事をめぐる談合容疑で、同市島潟、建設会社「石井組」(同市小舟町)副社長、山口寿夫容疑者(57)を逮捕した。
石井組が予定価格と同額で落札していることから、県警は市による予定価格漏洩の疑いもあるとみて捜査を進める。

 談合の疑いが持たれている入札は、07年5月に市が予定価格の事前公表をやめるなど入札制度改革を行った後に行われた。県警は市職員らが予定価格などを漏らした可能性も含めて、詳しい事情を調べている。

 調べでは、山口容疑者は営業全般を統括。07年8月28日に行われた一般競争入札で
、他の入札参加業者と共謀し、石井組が落札できるよう談合した疑い。同容疑者は大筋で容疑を認めているという。

 問題の工事「新発田東部処理分区管渠」は、市下水道課が発注した同市山崎での下水道敷設工事で、市内に本社を置く建設会社15社が参加。予定価格は5550万円で、石井組が落札率100%で落札した。県警は同市小舟町の「石井組」本社を捜索。資料を分析し、談合事件の全容解明を進める。

 石井組は自民党県連の石井修幹事長(県議)の実兄が経営する建設会社。石井幹事長は同日、幹事長を辞任する意向を示した。

 新発田市では、03年に発覚した新潟市官製談合事件などを教訓に、04年から入札制
度改革に着手。入札監視委員会の設置や市外に本社のある業者の入札参加枠拡大、予定価格の事前公表などを行ってきた。07年5月には、落札価格の高止まりや談合を生みやすいとして、予定価格の事前公表を廃止。しかし、06年度に93・41%だった下水道課
発注工事の落札率は下がらず、07年5月〜08年1月までの落札率は96・4%と逆に上昇していた。

 県警の捜査を受けて片山吉忠市長が記者会見を行い、「結果がどう出るかわからないが、市民に心配をかけていることにおわびを申し上げたい」と述べた。その上で、工事を発注する水道局長や下水道課長ら市職員4人が先月、事情聴取を受けたことを明かした。聴取を受けた下妻勇・市水道局長は、「(予定価格など)情報を漏らしたことは断じてない。職員もそうだと信じている」としている。